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日本人とは何か

第52回 韓国雑感(その1)ソウルから莞島へ

東京財団政策研究所
上席研究員
小松正之
2018年11月22日

朝鮮・韓国史と徴用工判決

近くて遠い国である韓国を10月31日から2週間旅してきた。朝鮮・韓国の歴史を事前に勉強した。百済や新羅と高句麗、高麗と李氏朝鮮。そして豊臣秀吉の文禄・慶長(壬辰倭乱)から時代は下り、征韓論、東学党の乱と日清戦争、日露戦争と日韓併合。そして日韓基本条約とそれに李承晩ラインと竹島問題などである。

最近の歴代韓国大統領についても学んだ。最近の韓国水産業法制度改革に影響を及ぼしたのは廬武鉉大統領であった。彼の政権時にナンバー2を務めたのが文在寅大統領である。30日には韓国の大法院(最高裁)で徴用工に関する判決が下され、私の韓国海洋水産部(日本の水産庁に匹敵)との11月1日のアポイントメントもキャンセルされた。私はすでに日本政府職員ではないのだが。


ソウルから釜山へ

まずソウルの金浦空港に入った。タクシー代が安いとは承知していたが、問題は渋滞である。金浦空港から東大門までを50分かかった。慢性的な渋滞は都市構造が悪いのだろう。ホテルからソウル駅に向かう時も会合場所の南地区へ行く時もそうだ。

翌日は東大門近くの水産乾物市場に行った。クラゲ乾物を売っている年配のご婦人さんは、早くに夫を亡くし、女手一つで3人の子供を育て上げた。2人はアメリカに住んでいる由。女性はどこの国でも強い。



東大門の乾物売り場の女性 11月1日


屋台や夜店がとても多い。これは後日訪問するプサン西面地区のロッテデパートの付近でも同じであった。たくさんの露天に若い人や勤め人が集って飲食を楽しむ。

ソウルから2時間半高速鉄道(KTX)に乗り釜山に2時間半で着いた。釜山駅から北上してホテルがある西面地区に向かう一本道が渋滞で進まない。道路整備が問題か。

釜山ではジャヤガルチ水産市場を駆け足で見学した。「ジャガ」とは小石で「ルチ」とは浜との意味と韓国人から教えられる。魚が豊富にみえるが、後でわかったことであるが、このうちどれだけが韓国産か? ロシアからタラバガニやスケトウダラがたくさん輸入される。この市場は観光市場化していて、購入した水産物を市場の2階のレストランで食べることができる。この市場は卸売市場ではなく小売店舗とレストランの商業施設となってきている。


間違った選択の食事と釜山での挽回

1980年台の役人時代米国との交渉で疲れきり、唯一の楽しみが食事であった。そしてよく行ったのがワシントン市郊外にあった又来屋(ウーレイオー)であった。東大門の焼肉ブルゴキーがとにかく高い。中国の旅行者と韓国人の家族連れで混んでいた。おいしくもないとは同行の韓国人の感想でもあった。

釜山郊外の韓国科学研究院が所在する田舎で、漆入りの「参鶏湯」(サンゲタン)を食べたが、鶏肉や朝鮮人参も新鮮で、漆は人間の体にかぶれを生じる要素は取り除いたという。夜は宿泊した日本系ホテルのある西面地区の近くのレストランは値段も又来屋と比べれば3分の1で、イイダコのたっぷり入った韓国特有のチゲ鍋風からし入りの鍋物であった。6皿程度、大根キムチと白菜キムチと田作りのような小魚とノリと野菜の茎の千切りなどおかずがたくさん出てくる。レストランによって種類と数が異なる。



釜山市郊外の食堂で漆入り参鶏湯を食べる 11月2日


釜山から莞島(ワンド)へ

全羅南道にあり、265の島々からなり53000人が住む、済州島までフェリーで4時間の北にある莞島までは釜山からの400キロは、飛行機も高速鉄道もない。高速道路は通っている。午後13時時に釜山西ターミナルから高速バスに乗る。隣に座った太り気味の韓国人が莞島まで行くという。中間点の順天市で多くの人が下りたので、席をあなたが移るか私が移動するかと身振り手振りで話したら彼が移ってくれた。感謝した。順天市から、残りの200キロ以上を4時間かけてバスは走る。とにかく田舎の町々に各駅(各バス停)停車をするのである。1969年にかけられた莞島大橋を渡り、市内に着いたのが19時を過ぎ、8時間も経過していた。



ホテルから見た莞島の港風景 11月3日


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