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太平洋を取り巻く国々と私

第7回 ロスアンゼルスとロングビーチ

アジア成長研究所
客員主席研究員 小松正之
2014年11月30日
ロサンゼルスとは

ロサンゼルスは人口が379万人(広域圏で1525万人)でニューヨークに次ぐ全米第二の都市である。産業は近郊で石油が発見され石油化学工業が発達。ロッキードや旧マクドナル・ダクラス社(現ボーイング社)の航空産業と宇宙産業もある。3つ目はハリウッドに代表される映画とエンターテイメント産業である。初期には野外撮影に光が必要で、夏に雨の少ないロサンゼルスが選ばれた。ワーナーブラザーズとパラマウントなどが進出した。これらが郊外にユニバーサル・スタジオやデズニーランドを促進した。4つ目は、金融や商業が発達しファッション産業が盛んで、ユダヤが多い。人口の46%を占めるのが中南米からのヒスパニック系の住民でメキシコ系は100万人以上を占める。日本人も1880年代から移住した。戦後、リトル東京が建設された。

この地の歴史は1769〜1771年にスペイン人が伝道所を建設したことに始まる。1821年にメキシコ帝国の独立とともにメキシコ領となるが、1848年の米墨戦争の最中に独立したカイフォルニア共和国はアリゾナとニューメキシコとともにメキシコからの割譲地となって米国に編入された。


質問失敗談。米とイタリアでは大違い

チャイニース劇場のジョン・ウエインやマリリン・モンローなど手形とデズニーランドが有名である、私はメイフラワー・ホテルに泊まった。そこで、コンシリエージェ(案内係)にデズニーランドに行くバスの路線を訪ねた。当時、私の英語が心もとない。一度聞いてもその聞いた知識がなかなか定着しない。そこで、近くにいた宿泊客にまた同じ質問をした。案内係が私に寄ってきて「何度も同じ質問をするな」と私に抗議した。英語力が拙いためなのだが、彼の説明不足と勘違いし侮辱されたと思ったのであろう。イタリア人なら質問に喜んで寄ってきて人の輪ができる。このメイフラワー・ホテルは、夕方になると娼婦が屯するので有名であった。娼婦はニューヨークやラスベガスにも多い。話しかけられ方は「社長さん」で始まった。


デズニーランドに行く

エール大学から帰国する際に妻と長女の3人でデズニーランドの目の前のモーテルに泊まった。非常に便利である。夜遅くのパレードも見られるし、朝の入場客が少ないうちに、人気の出し物スペースマウンテンやカリブの海賊に乗ることが出来た。長女が小さい時にスペースマウンテンに乗れるかどうか身長制限があった。90センチ以下では乗れない。案内の高校生の女子は自己申告制だから、90センチあると答えればよいとのこと。それで乗ったのだが、ベルトをさせて載せてみたものの落ちはしないかと生きた心地がしなかった。「イッツ・ア・スモールワールド」は子供を連れて行くと、その色彩の豊かさ、民族衣装を着た人形のかわいさと世界は一つと謳う軽快な音楽で、気分が和む。カリブの海賊は海とマングローブ・ジャングルの表現が巧みだ。


ロングビーチ米連邦事務所

5月にロスアンゼルスのターミナル島で強制収容にあった子孫の方々に、苦労話を聞いた。「強制収容があったから、日系人は米国社会にいち早く同化した」と語った。その話をアイルランド系のご婦人に話したところ「自らの権利と文化に誇りを持ったうえでの同化であるべき」と語った。

翌日米国政府海洋大気庁(NOAA)ロングビーチ事務所に漁業の改革の米国西海岸での取り組みを聞きに行った。話が弾み30分が4時間になった。その際事務所長が職員の全員との意見・情報交換の会合(写真)を開催した。常に外部から吸収し、自分たちの持っているものを共有する姿勢がうかがえる。米国政府の懐の深さである。


シドニー湾から見たシドニー・オペラハウスの全景

写真 米連邦政府NOAAロングビーチ事務所職員との意見交換
左から2人目が筆者、3人目がファニング氏(アレンジ提供)と中央がヘルベイ事務所長
2014年5月19日


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